ロッテのドラフト1位ルーキー菊地吏玖投手(22=専大)が、19日に行われる西武とのオープン戦で本拠地ZOZOマリンでのデビューが決まった。

黒木知宏投手コーチは16日、ZOZOマリンでの練習後に取材に応じ、1軍に合流した菊地に関し「マリンで投げたいでしょ。ファンの皆さまの声援がどれくらい感じられるか。いずれにしてもここ(ZOZOマリン)で投げなきゃいけない選手なので、早いうちに経験させたいという(吉井)監督の意向もあったので、週末19日の登板に向けて今日から呼びました」と明かした。リリーフでの起用となる。

菊地は「シーズンで使う球場なので浦和よりもテンションが上がるというかワクワクしています」と投内連係など練習に参加した。「ファンの皆さまの前でようやく投げられる。日曜日で人もたくさん入りますし、声出しの応援も再開されたので、声援を受けることが楽しみ」とした一方、「調整が少し長引いていた分、これからの結果はより良いものが求められていくと思うので、自分のピッチングに集中していきたい」と気も引き締め直した。

イースタン・リーグ春季教育リーグでは8日の巨人戦で2回無失点。14日のヤクルト戦でも2回無失点に封じ、計4回を無安打に抑えている。「まっすぐはファウルも逆方向、空振りもある程度とれているので手応えは悪くない」。だが、ツーシーム、カーブ、スライダー、フォークの変化球に関しては「すべて修正が必要。打者に反応すらされていないボールも多い。内容的には満足できるものではない」と課題は明確となっている。

ドラフト4位の高野脩汰投手(24=日本通運)も19日の西武戦でオープン戦初登板の予定だ。【鎌田直秀】