女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の22日に放送された第71話の平均視聴率が21・3%、23日に放送された第72話が20・6%(ともに関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、結婚した裕子(清野菜名)がオフィス・ティンカーベルを去る日を迎え、秋風(豊川悦司)や菱本(井川遥)は娘を送り出す気持ちで見送った。裕子は「バイバイ鈴愛」と、鈴愛(永野芽郁)と涙でお互いに抱き合い別れを告げた。そして鈴愛はペンなど裕子が使っていた漫画道具を引き取り、秋風のもとでまた頑張ろうと気持ちを新たにした。岐阜では、晴(松雪泰子)や和子(原田知世)が、鈴愛らが生まれた岡田医院の女医の貴美香(余貴美子)の還暦パーティーを開催しようと提案した。 喫茶店「ともしび」には西園寺龍之介(矢本悠馬)や木田原菜生(奈緒)が帰省していた。鈴愛は菜生から律(佐藤健)もパーティーに出席すると聞き岐阜に戻ってきた。晴らは鈴愛の帰省に大喜び。翌朝、用意していたドレスが洗濯機の中に入ったままになっていた。そして着ていく服がなく時間だけが過ぎていった。別の服で向かうと律もパーティーに来ていて、もう帰宅するため駅に向かっているということを知らされた。急いで菜生に車で駅へ送ってもらうと、着いたと同時に列車が向かいのホームに入ってくるところだった。律の名前を呼ぶが届いたか分からない。そこでとっさに笛を吹き呼び止めた。列車が出発。しかしそこには律の姿がなかった。鈴愛は列車に乗ったものと思い、駅をあとにしようとしたが、律は向かいのホームから高架で鈴愛の方へ向かっていた。そして律と5年ぶりに再会し、姿を見た鈴愛の目からは涙があふれてきた、という内容だった。