ジャーナリスト立岩陽一郎氏が30日、MBSテレビ「よんチャンTV」(月~金曜午後3時40分)に出演。フジテレビの次期トップに求める人材像について言及した。

番組では、中居正広氏の女性トラブルに対するフジテレビの一連の対応を取り上げた。危機管理の専門家からは同局の解体的出直し、人事の刷新を求める声が上がり、経営コンサルタントの小宮一慶氏の「フジ社外の人間がいいのでは。放送局出身にこだわらなくていい」という声を紹介した。

NHK社会部記者の経歴を持つ立岩氏は「フジテレビの社外の人、これは私もいいと思います」と小宮氏の意見に一部賛同。

一方で、放送局出身にこだわらなくていいとの意見には「少し慎重に考えた方がいい。放送局である必要はないがメディアというものを理解しているか、これは大きい」。

NHKでさまざまな問題が起きた際、改革のため、メディア外から多くの人が入ってきたことを振り返りながら「結局どうなったか。会社はスリムになるけど番組を作りたい人はみんな辞めていった。フジテレビが今までやってきたコンテンツを作るという、普通の需要と供給のバランスだけではなかなか説明できないもの、市場の原理だけでものごとが考えられないという、いわゆる放送、メディアの文化というものが消えていっちゃう。消えたらメディアじゃない。会社は残るかもしれないが、ものを作れなくなる」と指摘。

フジテレビの番組制作能力まで壊してしまわないためにも、「メディアというものを理解した人をトップに置くということが重要」との考えを示していた。