北海道コンサドーレ札幌は26日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、次節29日鹿島アントラーズ戦(札幌ドーム)に備えて8対8のミニゲームなどを行った。現在首位の鹿島に勝ち、16位広島が浦和に負ければ、16年ぶりのJ1残留が決まる。今季、本拠地では8勝4分け3敗で、勝ち点34のうち28を稼いでいる。主将のMF宮沢裕樹(28)は「今までもホームで結果を残せたから、この位置にいる。会場の雰囲気が僕たちを乗せてくれると思うので、心強い」と、意気込んだ。

 前日25日の天皇杯準々決勝(神戸ユ)で、鹿島は延長戦の末にPKで神戸に敗れた。前節のリーグ戦から中3日続きで、日程的には余裕を持って調整できる札幌に有利な状況。それでも、油断はできない。「前回対戦では、前半にあっという間に点を取られてしまった。同じ結果にならないよう、注意して試合に入りたい」と、気を引き締めた。