北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(32)が日本代表エースを止める。16日、札幌市内で18日アウェー神戸戦(神戸ユニバー記念競技場)に向けた練習に参加した。相手チームには今夏、FW大迫が加入。「マッチアップする機会がある。しっかりやられないように」と強敵を封じて連勝をつかみ取る。

宮沢は大迫が鹿島時代の12年ホーム戦で対戦した経験がある。ともにフル出場し、結果はスコアレスドローだった。J1最下位でJ2降格が決まった悔しいシーズンで、当時をはっきり思い出すことはできないが、はっきり言えることがある。「チーム力が上がってきている。ビッグネーム相手でも自分たちは戦えることを個人、チームとして示している。自分たちの良さを出して勝ちたい」。成長を発揮する。

今季神戸には、大迫加入前のホームで3点リードからの逆転負けを喫している。「もったいなかった。自分たちの緩さ、甘さ」と反省する。だからこそ「守備では粘り強く最後の局面で体を張って止められれば」と雪辱を期す。前節C大阪戦で痛めた右足首は「問題ない」ときっぱり。DF陣の要として、制圧する。【保坂果那】