J1アルビレックス新潟はチーム始動日となった10日、新潟市内で24年シーズンの新体制発表会見を行った。MF小野裕二(31=J1サガン鳥栖)、MF長谷川元希(25=J2ヴァンフォーレ甲府)ら他クラブから移籍加入の4選手と、アルビレックス新潟U-18から昇格のMF石山青空(17)らルーキー3選手が後援会会員約100人の前に初お披露目された。就任3季目を迎える松橋力蔵監督(55)は「てっぺんを取る!」と宣言。今季も超攻撃的スタイルで勝利を求め続け、クラブの初タイトル奪取へ突き進む。
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バイタルエリアの仕事人がゴールを奪う。相手を振り切る一瞬のスピードと決定力が武器の小野はMF登録ながら、昨季、J1鳥栖でセンターFWでプレーし、リーグ戦28出場で自己最多の9得点をマークした。「せっかくなら目立つ番号で」と新潟では背番号99を背負う。2月の開幕戦は古巣の鳥栖と敵地でいきなりマッチアップする。「絶対に負けたくない相手。自分のゴールでチームを勝利に導きたい」とすでに臨戦態勢だ。
J1横浜F・マリノスの下部組織育ちで11年にトップ昇格。13年に初の海外移籍でベルギーへ渡り、リエージュ、シントトロイデンでプレー。日本復帰した17年からは鳥栖、20、21年はガンバ大阪、22年からは再び鳥栖で活躍した。「新潟がもっと大きいクラブになるように自分の経験を還元したい」と早くも“新潟愛”をさく裂させる。松橋監督とは横浜のユース時代以来のタッグを組む。「育成とは違うプロの舞台で(一緒に)やれることはすごい楽しみ。もっともっと勉強し、自分に取り入れて成長していきたい」。
DF渡辺、MF高、MF三戸らが新潟を離れたが「松橋サッカー」を熟知する多くの主力が残留。既存メンバーと新戦力が融合し、クラブ初タイトルを狙う。松橋監督は「見ている人がワクワク、ドキドキするようなサッカーを展開し、今年はてっぺん目指す」と強気な言葉を並べた。この日午前中に始動した新チームは15日に沖縄に移動し、1次キャンプに入る。得点源として期待される小野は「個人としてもチームとしてもいい準備をして開幕に向かいたい」と力を込めた。【小林忠】
<ほかの新加入選手>
◆MF長谷川元希(25=J2甲府)「ボールを運んだり、ラストパスやシュートのアイデアを見てほしい。初のJ1だが自信はある」。
◆MF宮本英治(25=J2いわき)「運動量、ボールを奪うところ、攻撃参加を見てほしい。結果を残すためにたくさん努力する」。
◆MF奥村仁(22=関西福祉大)「ゴール、アシストに直結するようなプレー、背後への飛び出しが得意。持っている力を新潟にささげたい」。
◆GK吉満大介(30=J2山口)「キックを生かしたプレーが得意。新潟がチャンピオンになるために頑張る」。
◆DF森璃太(22=早大)「持ち味はスピードと運動量、両足のクロス。素晴らしい先輩方のアドバイス、プレーを参考に成長していきたい」。
◆MF石山青空(17=新潟U-18)「チャンスメーク、運動量が武器。小さい頃から見ているスタジアムがゴールの瞬間に揺れる感覚を知っている。早く感じたい」。
○…24年シーズンのクラブスローガンは「最善を尽くす!!」に決まった。中野幸夫社長(68)は「J1で大いに暴れたい。チームの目標、会社の目標、選手それぞれの目標に最善を尽くし、みなさまのご期待に沿えるよう、頑張っていく」とした。



