男子100メートル予選で珍事が起きた。
全3組中上位5人が決勝に進出できる中、4位以降で飯塚翔太(ミズノ)、山縣亮太(セイコー)、小室歩久斗(中央大)が10秒23で並んだ。この場合は1000分の1秒で順位を決める方式となっており、飯塚は着差ありで4位が確定。ただ、山縣と小室は1000分の1秒で同タイムとなり、残り1枠は抽選で選ぶことになった。
抽選の結果、山縣が決勝に進出。第9レーンを走り、10秒24(追い風0・6メートル)で7位だった。
山縣は決勝のレース後に「くじは中学生以来ですね。1回だけ市か県の大会でありました」と苦笑い。「マネジャーが引いてくれて、引き当ててくれた。何としてでも、と。でも決勝を走れて良かったです。(1000分の1秒まで同タイムは)経験はほぼないです」とやや驚きながら振り返っていた。
1000分の1秒まで同タイムは極めて異例。21年東京パラリンピック男子100メートル(義足・機能障害T64)決勝では、ピーコック(英国)とフロールス(2ドイツ)の2人が10秒786で同タイムとなり、ともに銅メダルを獲得したケースがある。

