柔道の24年パリ五輪(オリンピック)日本代表に早期内定した男女4選手が、全日本柔道連盟(全柔連)強化委員会の承認から一夜明けた30日、東京・講道館で取材に応じた。
先月の世界選手権(ドーハ)で初優勝した70キロ級の新添左季(26=自衛隊)は「強化委員会の日を知らなかったので『え、今日だったんだ』って驚きました。下旬とは聞いていたんですけど。ホッとしました。母親からは、明らかに無料だろうなっていう、はねて何か喜んでる絵のスタンプだけ届きました」と笑わせ、天然ぶりを発揮した。
幼少時も想像できなかったことだったといい「高校まで天理だったんですけど(12年ロンドン五輪100キロ級代表)穴井隆将さん(天理大監督)の壮行会とか出たことあります。ただ、自分が同じ立場になるとは…信じられない」という実感も口にした。
昨年の世界選手権(タシケント)は田中志歩(JR東日本)との2人代表で、階級的に心配もされている状況だったが、代名詞の内股を武器に銅メダル。そして今年の世界選手権は優勝し、一気に最速内定の1人にまで成長した。
期待は大きい。この階級は04年アテネ、08年北京で2連覇した上野雅恵、16年リオデジャネイロの田知本遥、21年東京の新井千鶴と過去5大会のうち4大会で日本勢が金メダルを獲得している。
「責任は重大ですが、でも思い詰め過ぎず、自分のペースで。1年以上、準備期間をいただいたので、大事に使って万全にしたい。世界選手権で出た課題を修正しつつ、弱点の決めの部分を磨いて、練習から隙を見せない柔道をしていきたい」と、さらなる成長を誓った。【木下淳】


