山内大夢(21=早大)が準決勝進出を果たした。日本勢の先陣を切って予選2組に出場し、49秒21で予選突破圏内の3着に入った。ゴール後は右手を挙げてガッツポーズし、笑顔をみせた。

山内は「1度、自己ベストを出している競技場で、相性がいいことはわかっていましたし、自分の走りができればいけると思っていた。タイムもまずまずかなと思っています」と振り返った。中1日あけて8月1日に行われる準決勝へ向けては「もう1本走ることができるので、しっかり休養をとって、次の準決勝、ファイナルへ向けてしっかり準備できればと思います」と話した。

日本勢は山内のほか、黒川和樹(20=法大)、安部孝駿(29=ヤマダ)の3人が出場しており、全員が初出場。黒川は予選4組で6着、安部も同5組で6着となり、予選敗退となった。序盤から出遅れた黒川は「前半からいくという本来の自分らしいスタイルができなかった。コンディション的にはいけると思っていたんですけど、ちょっと無理でした。こういう世界の方々と戦う経験ができてよかった」と話した。

安部は「しっかり着順で準決勝につなげられればと思っていましたけど、ちょっと残念です。持ち味の前半から中盤の流れがいまひとつキレがないという感じで。そこがちょっと悔やまれます」と話し、唯一準決勝に残った山内について「若手は勢いがあるので、決勝目指して僕たちの分まで頑張ってほしいと思います」と思いを託した。