1日の東京オリンピック(五輪)女子3段跳び決勝で、世界新記録(15メートル67センチ)を打ち立て、ベネズエラの女子選手で初めて金メダルを獲得したユリマル・ロハス(25)が、コーチと自分を結び付けてくれたフェイスブックに感謝した。英ガーディアン電子版が報じた。

同性愛者として知られ、LGBTQの社会運動にも積極的に参加しているロハスは試合後、キューバの伝説的な幅跳び選手で、自身のコーチを務めるイバン・ペドロソ氏(48)について言及。フェイスブックがロハスに対し、ペドロソ氏のことを「friends suggestions(知り合いかも)」の項目に表示してきたため、ロハスが思い切ってペドロソ氏に連絡。同氏から「スペインで一緒にトレーニングしないか?」と“入門”を認められたというエピソードがあったことを明かした。

ロハスは「これは運命だと思う。(2人の出会いは)起こるべくして起こったこと。フェイスブックを通じてイバンと出会えたことは、私の人生のターニングポイントとなって世界記録で金メダルを獲得できた。コーチが叫んで、ジャンプして、喜んでいた。信じられない」などと喜んだ。