ホーム 東京オリンピック2020 陸上 ニュース RSS 大迫傑、やりきったが「この6番手がスタートだとも思う」/一問一答・上 [2021年8月8日10時43分] 6位入賞し他の選手たちとたたえ合う大迫(中央)(撮影・佐藤翔太) <東京オリンピック(五輪):陸上>◇8日◇男子マラソン◇札幌市・大通公園発着 現役最後のレースとなった大迫傑(30=ナイキ)は、2時間10分41秒で今大会の日本勢最高となる6位入賞を果たした。日本男子の五輪入賞は12年ロンドン五輪6位の中本健太郎以来9年ぶりとなった。ミックスゾーンでの一問一答(前編)は以下の通り。◇ ◇ ◇-走り終えた今の心境やりきったというところがすべて。皆さんにメダルを期待してもらっていて、僕自身もチャンスがあればと思っていた。ただ、今回はそういうチャンスがなかったというだけで、自分自身の力は出し切れたと思う。-2位集団も見えていた追うというよりは、自分自身の100パーセントを出し切りたいという思いでいた。結果的に追いつけたらよかった。自分のリズム、リズム、リズムというところを意識して走っていた。-レース前にはどう考えていたあまりレースプランは考えていなかった。勝負自体はどこのマラソンも30キロすぎから。そこまでいかに自分の力を使いすぎず、最後に対応することを心がけて走った。-終盤はさしこみが来たいつもそうなんですが、ゴールを意識するとどうしてもブレが出てしまう。こればかりはもう、走りきるしかないと走った。-やりきった感覚はやりきったと思う。ただこの6番手がスタートだとも思う。服部君、中村君、鈴木君、その下の吉田君だったりとか、ほかの選手にとってこれが最低ライン。日本人の、マラソン王国としてのプライドを持って、来年のユージン(世界選手権を)だったり、その先のパリ、ロスというところを戦っていって欲しい。僕自身も、彼らが6番から少しずつ先へ行けるよう手助けできる活動、僕自身の挑戦というのをまたしていきたい。【大迫傑「最後の直線でこれが最後だと思って走った」/一問一答・下】はこちら>>