世界ランキング10位の日本が27日の1次リーグ初戦に続いて同5位のフランスに勝利した。初の決勝進出を決め、目標としていた金メダルに王手をかけた。決勝は8日午前11時半から、同1位の米国と対戦する。

第1クオーター(Q)は終盤にターンオーバーなどのミスもあり、14-22と差を付けられたが、第2Qに入り、宮沢、高田と3点シュートが決まり始めて逆転。後半に入ると、赤穂がシュート、リバウンドと躍動。1次リーグで15アシストの五輪記録を作った町田が、18アシストとさらに更新し、フランスを突き放した。

米国出身のホーバス監督は、90年に来日し、日本リーグのトヨタ自動車でプレーし、得点王の常連となった。選手として来日して約30年。猛勉強の成果もあり、流ちょうな日本語を操る。先日に日本代表の公式ツイッターで公開されたインタビュー動画では、日本語と英語のどちらがやりやすいかと尋ねられ「英語のほうがやりやすいし、そのほうが自分にとって簡単だけれど、悪い言葉も口にしてしまう。(そうしないためには)0・5秒の我慢が必要。日本語なら我慢ができる」と茶目っ気を交えながら話していた。。

17年に日本代表監督に就任した時から「決勝でアメリカを倒して金メダルを取る」と宣言した。当時は誰もが現実感を持って受け入れられなかったその言葉。それが現実のものとなるまで実現、あと1勝だ。