これまで1試合平均13・2点と日本の攻撃を支えてきた宮沢夕貴(28=富士通)は3得点と封じられた。

16分29秒の出場で、3得点はいずれもフリースロー。シューター陣は厳しいマークにあい、ブロックされた。宮沢は「他のチームより、圧倒的にいいディフェンスでした。空いたら打とうと思ったが、本当に打たせてもらえなかった」と感嘆した。2本放った3点シュートは決めきれなかった。

決勝は米国に屈したが、誇れる銀メダルだ。「(米国は)強かったですね。もっとできたかなとか思うところもありますが、やりきった。金メダルを取りたかったが、銀メダルもすごいこと」。去年の2月以降、右肩の痛みに苦しんでいた。「大丈夫。プレーに支障が出るほどじゃなかった」。試合終了から少し時間がたち、快挙の実感がわくと涙がこぼれた。