入江聖奈(20=日体大)が決勝で19年世界選手権覇者のネストイ・ペテシオ(フィリピン)に5-0で判定勝ちし、日本勢では64年東京の桜井孝雄、12年ロンドンの村田諒太に続く3人目の金メダリストになった。

☆入江聖奈(いりえ・せな)☆

◆生まれ 2000年(平12)10月9日、鳥取県生まれ。

◆戦績 中学生以下による全日本アンダージュニア大会を第1回(14、15年)から連覇。米子西高では3年で全日本選手権優勝。通算では「50戦42勝8敗くらい」。

◆憧れ お気に入りは人気漫画の「がんばれ元気」。世代は違うが、動画で見るボクサーも古い。タイソン、レナード、メイウェザーがお気に入り。日本人ではロンドン五輪銅の清水聡がイチ押し。

◆大学生 日体大では柔道で東京五輪代表の阿部詩と同級生。兄の一二三とは授業が同じこともあるそうで、「オーラを発している。1発で強いと分かる」とか

◆ムードメーカー 明るい性格で日本代表の中でも笑顔が絶えない。練習曲に「とっとこハム太郎」のテーマ曲を選んで、「みんな気に入ってます」と主張も、周りは「いやいやです」と苦笑い。

◆アイドル 夏祭りの屋台ではくじ引きで嵐のうちわが当たると、「具志堅用高が良かった」とむくれた。小4の授業参観で発表した好きな人は「勇利アルバチャコフ」。