東京五輪の予選を兼ねた19年からの種目別ワールドカップで3連勝を飾り、日本勢で唯一決勝に進出した芦川うらら(18=静岡新聞SBS)が13・733点を記録して、6位だった。致命的なミスをなく演技をやり切り、着地を終えると笑顔。初めての夢舞台で力を出し切った。

芦川は3日に7月25日に行われた種目別平均台の予選で、安定感のある演技を披露したものの予選12位に終わり、上位8人が進出する決勝に進めなかった。しかし、予選4位だったルーマニアの選手が欠場。種目別の決勝は1つの国と地域から最大2人までしか出場できないため、繰り上げで補欠1番手だった芦川が出場できることが決まった。

平均台決勝にはリオデジャネイロ五輪4冠で、今大会では個人総合などを「精神的ストレス」を理由に欠場したシモーン・バイルス(米国)が出場している。