東京五輪ハンドボール男子日本代表の土井レミイ杏利(31=ジークスター東京)が10日、オンライン取材に応じ、開幕が間近に迫った大会に向けて「エジプトでの世界選手権以上の成績や実力を皆さんにお届けできたら」と意気込みを述べた。今年1月の世界選手権では、日本は24年ぶりに1次リーグ突破した。88年ソウル五輪以来33年ぶりの出場となる五輪の舞台で、さらなる旋風を巻き起こす。

24日の1次リーグ初戦では、リオデジャネイロ五輪金メダルで世界選手権2連覇中のデンマークといきなり対戦する。主将でもある土井は自分たちの立場を「間違いなく挑戦者」と認識しつつ、「相手が世界チャンピオンだから勝てないという心持ちでは、いい試合すらできない。自分たちの力を信じて疑わないことが大事」と熱弁。王者に全力でぶつかることを誓った。