東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は10日、東京五輪の野球・ソフトボール会場である福島あづま球場も、無観客に変更すると発表した。

8日の5者協議および関係自治体等連絡協議会をへて福島で開催される全セッション(時間枠)を有観客にすると公表していたが「本日、福島県より、直近の新型コロナウイルス感染症の状況悪化や関係自治体における対応の変化を総合的に勘案して、県内の競技全セッションを無観客で開催することにしたとの連絡がありました。このため、福島あづま球場で開催される予定の全てのセッションが無観客となります」と変更を発表した。

対象のセッションのうち野球・ソフトボールの一部試合は、この日未明に再抽選の結果が公表されているが、現在は「入場不可」と表示され、有効・無効の表示にかかわらずチケットをダウンロードすることができなくなり、大会後、自動的に払い戻しが行われる。

宮城県、茨城県(学校連携観戦のみ)と静岡県については、この日午前に有観客で変わりないと、あらためて確認したという。