日本史上最年少の13歳で金メダルを獲得した西矢椛の母智実さん(39)が、愛娘の頑張りをたたえた。

東京五輪は、基本的に無観客開催となったため、家族でさえ、会場で観戦することは不可能。ただ、西矢は中学2年のため特別に家族の同行が許可されており、愛娘の活躍を会場で見守り、歴史的な瞬間の目撃者となった。母は「ストトリックでミスが続いたので、気持ちの整理ができるかすごい心配だった。最後まで滑り切れて良かった」と喜んだ。

13歳の娘が成し遂げた大偉業について、智実さんは「まだ実感はないです」と率直な思いを語った。普段は「普通の女の子。スケボーしていない時はYouTube見たり、インスタ見たりです」。他のスケーターのように競技の動画を見ているのかと尋ねられ、「大半はお笑い。千鳥が好きなんです」と笑った。

<西矢椛(にしや・もみじ)>

◆生まれ 2007年8月30日、大阪府松原市出身。

◆きっかけ 2歳上の兄、颯(はやて)さんの影響で5歳から始める。

◆特徴 「『スケートボードに乗れてる』。バランス感覚がすごくて、きれいで無駄がない。そういうところが魅力的な滑りにつながっている」(日本代表の早川大輔コーチ)

◆実績 当時小学校6年生で19年世界最高峰の大会「Xゲーム」準優勝。21年世界選手権準優勝。

◆他に好きなスポーツ サッカー。Jリーグのセレッソ大阪のファン

◆息抜き ニンテンドースイッチ。好きなゲームは「マリオカート」と「フォートナイト」。

◆オリンピックについて 「ニュースで見たくらいで、(12年ロンドン、16年リオデジャネイロも)誰がメダルを取ったか分からないです」