東京オリンピック日本代表にオーバーエージ(OA)枠で招集されたDF酒井宏樹(31=浦和)が、28日の1次リーグ最終戦(横浜)で対戦するフランスを警戒した。フランス1部リーグで今夏まで5季にわたってプレー。チームで誰よりもフランスを知る。ベストメンバーを集められなかった相手にも油断は禁物だと強調した。チームは静岡合宿を終え、12日のU-24ホンジュラス代表との国際親善試合に向け、大阪入りした。

酒井が1対1で仕掛けてきた相馬勇紀(名古屋)に指導する場面があった。いったん抜かれそうになった酒井は、体勢を立て直してボール奪取。その後、内側に切れ込むドリブルのコースを示しながら「自分の下に潜り込んで1個前にボールを出せばPKをもらえる」などと助言した。