4強入りし、メダル獲得に王手をかけているサッカー男子日本のFW上田綺世(鹿島)が、準決勝スペイン戦を前日の2日、オンラインで取材対応した。

7月31日の準々決勝ニュージーランド戦では途中出場。延長戦までの120分間では得点こそならなかったものの、迎えたPK戦では自ら1番手キッカーに立候補して見事に決めた。「あの状況(無得点でのPK戦)を作ってしまったのは僕なので。緊張はするだろうけど1番に蹴りたかった」と、ストライカーとしての意地があったことを明かした。

日本男子初の決勝進出をかけて戦うスペインは優勝候補。大会直前に強化試合で対戦しており、1-1で引き分け。先制したが、追いつかれた。「もしかしたらずっとボールを持たれるかもしれないが、賢く戦うのも日本の武器。まとまればチャンスはあると思う。また先制して、今度は2点3点とれるようにアグレッシブに戦いたい」と力強く話した。【岡崎悠利】