東京オリンピック(五輪)の競泳200メートルと400メートルの個人メドレーで金メダルを獲得し、日本女子史上初の2冠を達成した大橋悠依(25=イトマン東進)が15日、テレビ朝日系「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!!東京オリンピックSP」に収録出演した。

レース後の平井伯昌コーチとのハグが、同番組調べで「37秒03」だったことから入り「先生も涙ぐんでました」と大橋。大会直前の7月上旬に「合宿から、帰ってはいないけど、帰りたい、とは言いました。調子が悪すぎて」と平井コーチに相談したことを告白。すると「めっちゃ怒られました。もう、五輪自体に『出る、出ない』の話もある」と言われたという。

「7月4日とか5日に、このままメダルが取れないで終わってしまった時、自分ってどうなっちゃうのかな」と悩んだが「200メートル1本に絞る考えもあったけど、400もメダルに近い」とコーチに両種目への出場の決心を伝えた。

また、200メートル個人メドレーの決勝で不利とされる2コースになった瞬間に「2冠を確信した」とも打ち明けた。「150のターンの時、ほぼ全員が見えるので」と確認し「隣の子を抜かせば、勝てるな」とスパートをかけた。また「隣の米国の選手が結構、潜ったのを見て。潜るのも速いけど、。絶対に酸素が足りなくなって浮いてくるな、と」と推察。その間に追い抜いた、知られざる駆け引きも披露していた。