東京五輪の卓球女子シングルスで伊藤美誠(20=スターツ)が同種目の日本女子初となるメダルを獲得して一夜明け、出身地の磐田市役所では30日、草地博昭市長(40)が銅メダルを祝福した。

「立派なことでうれしく思う。市民に元気が届くといい」。「磐田ペア」として水谷隼(32=木下グループ)との混合ダブルス金メダルに続く偉業。決勝に進めず、悔し涙を流した伊藤について、「目標が高く、根性がすごい」と感心していた。

庁舎内の展示コーナーで職員手作りのくす玉を割ると、垂れ幕や卓球の球、ラケット形の紙吹雪が舞った。庁舎南側の外壁には横断幕が追加掲示された。親子で展示品を見学に来た山田理緒さん(竜洋西小5年)は「(2つ目のメダル獲得に)すごいなと思った」。母親(42=会社員)も「私自身、生まれも育ちも磐田市。地元として誇りに思う」と話し、残る団体戦での活躍にも期待を寄せた。【倉橋徹也】