東京オリンピック(五輪)出場中の韓国卓球女子の申裕斌(シン・ユビン=17)が、Kポップ人気グループ「BTS(防弾少年団)」メンバーのVから応援メッセージが寄せられ、世界中から注目された。

BTSとファンが意見交換なども行う、ファン・コミュニティー・プラットフォームの「ウィーバース」に、あるファンが、申が韓国メディアとインタビューした記事を掲載。記事には、申が「試合前はBTSの新曲をよく聞いている」とのコメントも載っている。これにBTSメンバーのVが反応。7月25日の書き込みで「ファイト」のコメントとともに、サムアップのスタンプも投稿した。

韓国では「卓球界の国民の妹」として注目されている申は、今大会シングルスでは3回戦で敗退したが、団体戦は2日、ポーランド戦に勝ち、準々決勝に進出している。申は2日の試合後「試合に入る時も宿舎でも、いつもBTSを聴いている」と話した。

Vの書き込みは、米国でも反響を起こした。米ニューズウィークは27日、インターネット版で「BTSのスターが東京2020オリンピック参加選手の10代ファンのシン・ユビンに応援メッセージを送った」とのタイトルで報じた。

申は五輪後、日本の卓球Tリーグ、九州アスティーダでプレーする予定。日本の卓球ファンに対して「応援に応えられる選手になりたい」と話した。