東京五輪の聖火リレーが9日、開催都市東京に入り、駒沢オリンピック公園で、聖火お披露目式が行われた。小池百合子知事、元テニスプレーヤーの松岡修造らが登壇した。

リレーの出発に伴い、小池氏は「聖火は希望の道としてここまでつながれてきました。ランナーの皆様は年齢、性別、職業、障がいのあるなし、国籍、実にさまざまです。それぞれの思いを聖火に込めてオリンピックスタジアムまでしっかりとつないでいただきたいと思います。皆で応援してまいりましょう」とエールを送った。

松岡は第1走者として町田市で点火セレモニーに参加する。ランタンにともされた聖火を前に「僕はこの聖火に『ありがとう』と言いたい。1年延期されて心が途切れそうになっても、この聖火は諦めなかった。日本中の皆さんがつないできたから今ここにある」とし、「この状況下に来る全アスリートに対して本気で応援したい。その思いを炎に託しつないでいきます」と意気込んだ。

お披露目式には、リレー公式アンバサダーでパラ射撃の田口亜希さんも出席した。