五輪3大会連続出場の86キロ級の高谷惣亮(ALSOK)は1回戦で19年世界選手権U-23(23歳以下)3位のゴチェン(トルコ)に敗れた。第1ピリオドで2点を先取された直後にバックを取って1点を返した。第2ピリオドにも1点を返して2-2としたが、大技で得点した方が有利というルールのため、勝利を逃した。

日本選手権では4階級にわたり10連覇を達成。12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪は74キロ級で出場した。試合後、高谷は「自分自身の攻めはしていた。どっちに転んでもおかしくない内容だった。点数のルールなので、そこは仕方がない」とサバサバした表情で試合を振り返った。