向田真優(ジェイテクト)が、ザシナ(ポーランド)にテクニカルフォール勝ちして準決勝進出を決めた。第1ピリオドは最初に2ポイントを奪われたが、すぐに同点とし、スピードのあるタックルからのローリングで12-2と一気にポイントを積み上げた。激しいローリングに相手はダメージが深く、しばらくマットから立ち上がれなかった。

1回戦でもカメルーンの選手にタックルからアンクルホールドを決めてテクニカルフォール勝ちしていた。53キロ級は女子レスリングが採用された2004年アテネ五輪から吉田沙保里が4大会連続でメダル(金3、銀3)を獲得した階級。

16、18年に55キロ級で世界選手権を制している実力者の向田は「初戦、2回戦とまだ100%を出していないので、もっと練習してきたことを出し切って、自分のレスリングをしていきたい」と、目標の金メダルにさらに調子を上げていく。