セレッソ大阪MF水沼が、ハイペースでアシストを記録している。東京から移籍1年目の今季は15試合に出場しアシストランク単独2位の8アシスト。9日の東京戦でFW柿谷のゴールを右サイドからのクロスでアシストし、同ランク首位の柏FWクリスティアーノ(9アシスト)に1差と迫った。

 年間8アシストは鳥栖時代の12年に出場33試合でマークした自身のシーズン最多タイ記録。初の2桁アシストだけでなく、尹晶煥監督が現役時代の00年(29試合11アシスト)に獲得して以来、クラブ17年ぶり2人目の「アシスト王」も狙えそうな勢いだ。

 今季は開幕戦に先発するもケガで離脱。だが、スタメンに復帰した6月4日の新潟戦で今季初アシストをマークすると、以降は12戦8アシストと絶好調だ。うち7アシストをクロスで記録。高精度の右足クロスで好調のチームを支えている。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)