全国高校サッカー選手権準決勝2試合が、明日11日に東京・国立競技場で行われる。2大会連続の4強入りを果たした星稜(石川)は、対する京都橘に対抗心をむき出しにしている。

 京都橘のU-18日本代表FW小屋松知哉(3年)は、星稜の対抗心を冷静に受け止めた。「試合になったら敵ですけど、サッカーをやっている仲間」。11月の抽選会の際には、星稜・寺村主将と談笑もしたという。「個人的にライバルは持たない。そういう存在を意識したことはない。自分が理想に近づければ、自然と勝つことができると思うので」と、冷静に話した。

 現在のチームで2戦2勝の相手だが油断はない。「お互い分かっていて、やりにくい。選手権はまた違う舞台なので、前の結果は気にせずチャレンジャーのつもりで戦う」と、あくまでも挑戦者として臨むつもりだ。