日本代表FW本田圭佑(31=パチューカ)が前半45分で交代に追い込まれた。離脱したMF長谷部に代わるキャプテンマークを左腕に巻き、右FWで最終予選2試合ぶりの先発を果たしたが、決定機をつくれず。前半17分にMF柴崎にワンツーパスを返すも、相手守備にカットされるなど相手を崩せず「ビッグチャンスをクリエイトできなかったですし、残念な結果になってしまった」と反省した。
午後8時30分キックオフでも気温30度、湿度70%を超える高温多湿。さらに6万2000人を超える大観衆に背中を押されたサウジアラビアが、容赦なく本田にプレッシャーをかけ、中盤まで押し戻される場面も目立った。攻撃の組み立てに貢献できず「全然ダメっすね。何を言っても言い訳になる」と振り返った。
今夏移籍したメキシコ1部パチューカでは、右ふくらはぎを肉離れして出遅れていた。今回の代表合流前も2試合の途中出場。その中で、ハリルホジッチ監督によると、前半45分間の出場は計画の範囲内だったという。本田も「監督はコンディションのことを心配して、とのことでした」と説明を受けたことを明かしたが、それでも難しい展開になり「いろいろなものを取り戻さないといけない」と状態が思った以上に良くなかったことを認めた。
不完全燃焼の最終予選。その中で若手が次々と起用されている。本田が集大成と位置付けるロシアでのW杯まで残り9カ月。「自分は新しい環境(メキシコ)で一からやるしかない。試合に出続けるしかない」と自分に言い聞かせるように話し、今後は右FWではなくトップ下でプレーすることへの希望も口にした。生き残りへ「もっと、いいプレーをしていかないと。僕の問題なので、とにかくクラブでやるしかない」。W杯へ向けて「チームとしても振り出しに戻し、どう向かうべきか考えたい」と決意を口にした。【木下淳】

