日本代表の森保一監督(53)が15日、オマーン戦前日の公式会見に臨み「出場権をつかみ取るためのトーナメント」と位置づけた。最終予選の初戦、ホームでオマーンに敗れ、戦況を苦しくした。2連勝して2位に勝ち点1まで迫ったとはいえ、崖っぷちの状況は変わらない。敗れるとW杯が遠のく大一番。指揮官は「メンタルだけでは勝てないが、次につなげる強い気持ちが必要。勇気を持ってプレーしてもらえるようやっていきたい」と自身の役割を掲げた。

オーストラリア戦、ベトナム戦は4-3-3のシステムを採用し2連勝。指揮官は「その流れをベースにして戦いたい」と継続を明言する。オマーンは対戦国を徹底分析し勝ち点を積み上げているが、対策の上をいく準備にぬかりはない。負傷中のDF酒井宏樹も起用できるほどに回復していることを明かし「力を出し切ってチームとして戦っていけば必ずW杯の出場権をつかみ取れる」と自らにも言い聞かせた。