アビスパ福岡がJ1復帰へ王手をかけた。

 前半14分、MF山瀬功治(36)が左足でのミドルシュートを決めて先制。ゴールまで約30メートルながら、ややアウト気味にかけた弾丸シュートが、ゴール左隅に突き刺さった。

 「受けにならないように意識した。先制点はとりあえず打った感じ。最後は集中して守れたし、次(決勝)も続けられれば」と声を弾ませた。

 井原正巳監督(50)は「3バックにシステムを変えた。自分からアクションを起こす守備をしてくれたし、勝ちきったのは大きい」と無失点の結果をたたえていた。

 来年のラグビーW杯に向けた改修工事のため、ホームスタジアムのレベルファイブスタジアムが使えず、J2熊本のホーム、えがお健康スタジアムを「ホーム代わり」で使用したが、詰めかけた9019人の声援に応えた。