浦和レッズは6日、成績不振が続いているチームの強化体制を再編することを発表した。

 強化部門の統括は立花洋一副社長が担うことになり、新たにGMの役職を設置することを決めた。同職には7日付けで中村修三氏が就任する。中村氏は1981年から90年まで三菱重工でプレーし、引退後は94年に浦和の強化部課長、06年から08年にもGMを務めている。

 山道守彦取締役は兼任していた強化本部長を離れ、取締役本部長(社長補佐)となる。

 淵田敬三社長はクラブを通じ、「山道本部長には、2011年にチームが残留争いをする苦しい時期に強化部長に戻ってもらい、チームの残留に貢献していただきました。2012年にはミシャ監督を招聘したほか、予算に見合った的確な補強で、毎シーズン優勝争いをするチーム作りに従事してくださいました。また13年ぶりとなるルヴァンカップ優勝、2度目のアジア制覇を実現するとともに、クラブ経営の安定化に多大なる貢献があったと考えています。しかしながら、ここからさらにチームを強くしていくためには、あらたな可能性にトライする必要性も感じております。立花副社長に強化部門全体を所掌していただくとともに新設するゼネラルマネジャーには、浦和レッズを知り、なでしこジャパンを世界1に導くサポートをするなど経験豊富な中村修三氏に就任いただくこととしました」とコメントした。