川崎フロンターレとの大一番前日の鹿島アントラーズをアクシデントが襲った。

左サイドバックの主力DF山本が28日の鹿嶋市内での調整中、足に違和感を訴えて練習を途中で切り上げた。

センターバックのレギュラーDFチョンも疲労による故障で27日から練習を回避しており、主力ディフェンス2人を欠いて昨季J王者に挑むことになる。

センターバックはDF町田、犬飼の2枚が確実とみられるが、問題は両サイドバック。本職の左サイドバックは山本の他に2人いるがともに別メニュー調整中で、開幕戦で右サイドバックを務めたDF安西の左起用が有力。右サイドバックはDF伊東が負傷から復帰できていないため、川崎F戦ではDF内田に頼ることになりそうだ。

とはいえ、内田も古傷の影響で常に万全ではない状態。大岩監督は「(内田とは)いい状態だとコミュニケーションをとっている」としながらも、「監督としての選択はしっかりしたい」と起用について明言は避けた。DF安西も「言われたことをやります」とポジションについては言及せず。チームは連戦を控えており、新たに負傷した選手に無理をさせる可能性は低い。文字通りの“総力戦”で川崎Fに立ち向かう。【杉山理紗】