サンフレッチェ広島が、後半アディショナルタイムのゴールで同点に追い付いた。

先制点が生まれたのは開始50秒だった。鹿島アントラーズの左サイドハーフで今季リーグ戦初先発のFW山口が中央にクロスを入れ、ファーサイドでMFレアンドロが折り返す。これをゴール前のMFレオ・シルバが落とし、中央に走り込んだレアンドロが左足を振り抜いてネットを揺らした。

しかし同27分、広島がMFハイネルの右クロスに、MF柏が中央で合わせて同点に。そのまま広島が攻め込んで前半を折り返した。

後半29分、再び試合が動いた。鹿島はMF遠藤のFKから、相手DFのクリアボールを拾ったDF小池が左足を振り抜きミドルシュート。リーグ戦初先発の小池が、ネットを揺らした。

しかし後半アディショナルタイムに、劇的な展開が待っていた。途中出場の広島MF野津田のアシストで、後ろから走り込んだ柏がこの日2点目を文字通りたたき込んだ。土壇場で同点に追い付いた広島が、アウェーで貴重な勝ち点1を手にした。