悲願の初優勝へ勝ち点3がほぼ必須だったFC東京は今季ホーム最終戦で浦和レッズに引き分け、首位横浜とのリーグ最終戦に優勝の可能性を首の皮一枚残したものの厳しい状況に追い込まれた。

序盤からハイプレスで押しまくった東京。FWディエゴ・オリベイラ、日本代表FW永井謙佑らが次々と得点チャンスを迎えたが、浦和GK西川周作の好セーブもあって得点はならなかった。

逆に39分、浦和FWマルティノスに先制を許した。反撃を図りたい東京だったが42分、相手選手と接触して足を痛めていたディエゴ・オリベイラがプレー続行不可能となり無念の途中交代。FW田川亨介がピッチに入った。

東京の不運は続く。後半13分には永井までも負傷に見舞われて交代。劣勢のなか、今季ずっと攻撃を引っ張ってきた2トップが不在となった。

追い込まれた東京だったが、24分に田川が同点ゴールを決める。左CKからボールがこぼれたところに反応し、左足で蹴りこんで追いついた。

試合はそのまま動かずに終了。横浜が川崎Fに4-1で勝利したため、勝ち点差は3に広がった。得失点差でも横浜が7上回っており、直接対決となる最終節で4点差以上の勝利が必須となった。