北海道コンサドーレ札幌は16日、今季公式戦初戦となるルヴァン杯サガン鳥栖戦(駅スタ)に臨む。

15日は熊本市内でセットプレーの確認などを行い、午後に現地入りした。ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)は「我々のやらないといけないことをしっかりとやっていくだけ。まずはグループステージ突破の目標に向かって全員で戦っていきたい」。目の前の一戦に集中していく。

就任3年目の今季は、1対1の競り合いを軸にした高い位置からの守備を求めてきた。1月のタイキャンプから浸透を図ってきたが、対外試合6戦で26失点。特に9日の川崎フロンターレ戦では11失点を喫したが、指揮官は「移動もあるプレシーズンの期間。ここまでのチーム状況は良いとは思っていない」と、長期合宿での疲労など、コンディション不良が要因ととらえている。

最終調整となった12日からの熊本合宿でも、2部練習を行ったのは初日のみ。「公式戦が始まってみないと準備が良かったかどうかはわからないものだ」と、回復に努めた。その分時間を割いたのは、試合映像を通してのプレー確認。この日も練習前に1時間のミーティングで徹底した。

昨季リーグ戦2勝の鳥栖が相手だが「J1で簡単に勝てるようなチームはいない」。昨年準優勝したルヴァン杯からの開幕。ミシャサッカー3年目が幕を開ける。【浅水友輝】