J1清水エスパルスは30日、静岡市内で約1時間30分の練習に励んだ。7月4日に無観客で開催されるリーグ再開初戦の名古屋グランパス戦(午後6時開始、IAIスタジアム日本平)に備えた。MF金子翔太(25)がオンライン取材に応じ「ピリッとしたムードになってきた。

公式戦の緊迫感や臨場感を早く味わいたい」と心待ちにした。

トップチームは先月18日に再始動。リーグ再開までに非公開も含めて3度の対外試合をこなし、準備を進めてきた。「狙った形でゴール前に進入する回数が増えてきた。完成度も開幕戦に比べて格段に上がっている」ときっぱり。攻撃面だけでなく、課題の守備も改善傾向にある。「切り替えの部分が良くなった。データを見ても、エリア内へ進入される場面が減っている」と手応えを示した。

一足早く27日に再開したJ2のリーグ戦を観戦して、無観客試合のイメージをふくらませた。「独特な雰囲気で難しさもあると思う。サポーターの応援を力に変え、画面越しに戦う姿勢を見せたい」と力を込めた。【古地真隆】