カズが再び先発のピッチに立つ可能性が出てきた。横浜FCの下平隆宏監督が10日、12日のルヴァン杯・札幌戦に向けオンライン取材に応じ、FWカズ(三浦知良、53)がベンチ入りすることを明言した。カズは5日の鳥栖戦で53歳5カ月10日で先発のピッチに立ち、枠内への惜しいヘディングシュートもあった。酷暑の鳥栖の地で主将マークを巻き63分間プレーし、チームの勝利に貢献。指揮官は「ルヴァンはいい形で勝利しているので。ああいう形のメンバーでいきたい。リーグ戦が出られない選手が中心になる」とカズの先発も示唆した。

決勝トーナメント進出には勝利が絶対条件。指揮官は「選手もルヴァンでアピールして次につなげたい思いはある」と期待を寄せる。カズが12日に53歳5カ月17日で試合を迎える。最年長出場記録の更新はもちろん、最年長ゴールと、ソーシャルディスタンスを保った「ひとりカズダンス」も期待される。