浦和レッズの大槻毅監督(47)が、自主的に開催された選手間ミーティングを「素晴らしいこと」と歓迎した。

18日のベガルタ仙台とのホーム戦に備え、16日にはさいたま市内で非公開調整を実施。10日のサガン鳥栖戦後に開かれた選手主導による話し合いの場について、指揮官は「(ミーティング後の)翌日のトレーニングは、試合前日だったが、非常に締まった良い練習をしていたと思う。ミーティングに効果があったのだろうと。選手間で良い話し合いをしてくれたのではないか」と分析した。

約1時間弱という長いミーティングに、もちろん大槻監督は出席していないが、サッカーが集団スポーツである以上、グループ間でのミーティングの重要性は分かっている。同監督は「それぞれのお互いを知る。お互いが話をして聞くことは大切なこと。それが選手間で自主的に行われたということは素晴らしいことではないでしょうか」と納得の表情を浮かべた。

18日の仙台戦では埼玉県の規制緩和に沿い、上限の観客収容人数が1万8000人から2万4000人まで増加する。他スタジアムも含めてサポーターの入場者数を興味を持ってチェックしていることを明かした大槻監督は「増えることはいいことで、たくさんの方に来てほしい。日常に戻りながらも、まだ外に出て、いろいろな場で他の人と交わることを許容しているわけではない。我々が元気を出しているところを見ていただいて、少しでも安心、そういう場に出て行く勇気を持っていただけたらうれしい」とキッパリ。4戦連続完封負けを喫しているホームの連敗を止め、サポーターと勝利を分かち合うために集中力を研ぎすませていた。【藤中栄二】