全日本大学サッカー選手権の代替大会で、神奈川県リーグの東海大が、8人のJリーグ内定者を擁する法大に競り勝ち、20年ぶりの全国優勝を果たした。県リーグ所属チームの全国制覇は初。徹底した堅守速攻のスタイルで明大、順大、法大と関東1部の強豪を連破し、日本一に輝いた。

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法大は前半から圧倒的にボールを握って攻めたが、セットプレーの1発に泣き優勝を逃した。昨年10月末、部の合宿所で新型コロナウイルスの集団感染が発生し約1カ月、活動休止になった。サッカーができる幸せを体感した選手たちは活動再開後、快進撃を続けてきた。長山監督は「大変な時間を過ごし、サッカーの質も圧倒する内容ができた。最後、結果が結びつかなかったですけど、学生を褒めたい」とたたえた。