J1ベガルタ仙台はアウェーで横浜に0-1で敗れ、手倉森監督体制初黒星を喫した。

ドローだった2月27日の開幕広島戦から先発9人を入れ替えた。前半16分に先制され、最初の45分はシュート1本に封じられたが、ハーフタイム明けのDF蜂須賀とMF気田投入とともに攻撃を活性化。後半はシュート7本を浴びせ、勝利には届かなかったものの意地は見せた。さらに広島、横浜2連戦でGK井岡以外のプレー可能な全選手が出場を果たした。

手倉森監督は「最少失点での敗戦だが、チームとして手応えを感じていると話をしました。今日負けてグループリーグ突破の可能性が絶たれたわけではないので、必ずやり返せると間違いなく思っている。敗戦した悔しさをリーグ戦につなげていきたい」と語った。

この試合では左膝前十字靱帯(じんたい)損傷で長期離脱していたMF富田が約1年3カ月ぶりに出場。先発として45分限定でピッチに立ち「公式戦で1年以上プレーしてなくて、試合勘やコンディション含め自分がどれだけできるか確認しながらだった。結果として負けたのは悔しいし、チームの力になれるようにコンディションを上げていきたい」。次戦は6日に川崎Fとホーム戦。昨季J1王者に一泡吹かせ、今季初勝利をつかむ。【山田愛斗】