2位京都サンガは引き分けに終わり、首位浮上はならなかった。だが、2度追いつく執念で勝ち点1を奪い、首位ジュビロ磐田とは勝ち点1差に詰めた。

5試合ぶり先発のFW宮吉拓実(29)がヘッド2連発で意地を見せた。0-1の前半21分、ゴール前の浮き球パスを頭で決めて同点。再び突き放されて前半を折り返したが後半6分、今度は「ワンタッチで宮吉を信じて入れた」というDF黒木恭平(32)からの左クロスからヘディングゴールを決めた。

ただ、他にも決定機はあっただけに、宮吉は「ゴールができて良かったが前半最初にもチャンスがあった。その結果、勝ち点1になってしまった。次は勝ち点3を積み上げられるよう準備したい」と反省を忘れなかった。

曹貴裁監督(52)は、引き分けには前向きで「今日の勝ち点1はネガティブなものじゃない。次に向かう材料にしないといけないと思っている」。宮吉の活躍については「類いまれな得点感覚がある。よくハードワークしてくれた」とたたえた。

本来8月14日に開催予定だったが荒天のため中止となり、この日が代替日だった。