清水エスパルスは0-1で川崎フロンターレに敗れた。今季12度目の完封負け。

首位を独走する相手に善戦したものの、今季3度目の連敗を喫した。順位こそ15位を維持したが、降格圏17位以下との勝ち点差は「2」に縮まった。

守備に労力を奪われ、反撃の糸口をつかめなかった。立ち上がりから耐えしのぐ展開。前半こそ無失点で折り返したが、リーグトップクラスの攻撃力を誇る相手に屈した。後半2分、守備のブロックを揺さぶられてクロスから得点を許した。13試合連続の失点。終盤は前線の選手を増やして打開を試みたが、逃げ切られて2試合連続の完封負けとなった。FWチアゴ・サンタナ(28)は「攻撃のアイデアが少なかった」。ロティーナ監督(64)は「(川崎Fは)我々に守備で大きな要求をしてくるチーム。攻撃はエリア近くまで進めたが、決定機をつくるまでには至らなかった」と振り返った。

より厳しい状況となった。33試合を終えて勝ち点32。リーグ戦残り5試合の時点で、勝ち点が試合数を下回った。次節の結果次第では降格圏に転落する。次節は11月3日、アウェーで東京と対戦(味スタ、午後2時)。残留へ向けて正念場を迎えている。