サンフレッチェ広島は沢田謙太郎監督(51)の初陣となったが、鹿島アントラーズに完敗した。

立ち上がりの失点が響き、UAEから日本に復帰したMF塩谷もピッチに入ったが、巻き返すことは出来なかった。沢田監督の一問一答は以下の通り。

-総括

沢田監督 常に追いかける展開になってしまい、非常にきつい試合でした。その中で1点返したとき、少し、相手の隙が広がった。そこでもう1点取りたかったがそんなに甘くなくて。後半に入り、もう1回、やり直す、と入っていって失点が出てしまって。最後の最後、ロスタイムも含めて3点差になった中でも、何度も失点しそうな所を体を張って守ってくれて。あれだけやれる選手で、その中で勝ちたかったが、ちょっと追いつかなかった。

-立ち上がりの失点が試合の流れを決めてしまった

沢田監督 あのシーンだけを振り返ると非常に難しいとは思うが「1つのミスだけで失点したくない」というのは選手みんなに伝えながら、そこで戻って何とかしようというギリギリまでいっていたが、ちょっと足りなかったですね。試合の入り、もっとシンプルにクリアでも、相手の裏をひっくり返すとか、きめ細かく選手に伝えることが出来ていなかったと思いました。そこに気付かなかったところは、自分にとって悔やまれる。

-監督として指揮を執る中、緊張感はあったのか

沢田監督 緊張は間違いなくありました。たくさんのファミリーの方の前で試合をやるのも、気持ちが高ぶる部分もありましたし。とはいえ、鹿島という前に圧力かかってくる相手とか、総合的に判断したらやはり、特に最初はシンプルで良かった。「クリアで御の字」で良かった。

-(復帰した)塩谷選手が途中出場し、スタジアムがわいたが、彼の復帰戦は

沢田監督 ちょっと、キツイ状況の中でやってもらって。もう、何が何でも点を取る意識が強い中で、かなりカウンターの起点の場面があった中で、シオ(塩谷)が入ってくれたおかげでチームを落ち着かせてくれて、押し込んだのも想像以上にできたと思っている。カウンターを受けそうな場面でも体の強さを生かしながら、行くところと引くところのメリハリ、判断の所もチームを引っぱってくれていった。

-日曜日に湘南戦。佐々木選手が出場停止になる。メンバーのやりくりは

沢田監督 今、トレーニングの中でも選手がケガから復帰してきて、すごく意欲的にやってくれている。選手がまた、新たなチャンスをつかんで活躍してくれたらこれ以上にない。そこを期待しながら、スタッフで考えながら続けたいと思います。

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