Jリーグは29日、定例の実行委員会を開催し、政府方針に則り来季から観客収容率100%での試合開催を行うことを決定した。

現在は原則収容率の50%を上限に開催されているが、来季からはこれが撤廃されることとなった。ただし、緊急事態宣言区域の場合は1万人または収容率の50%のうち少ない方が、まん延防止等重点措置区域の場合は2万人または収容率の50%のうち少ない方が、それぞれ観客上限となる。

ビジター席も原則設置されることが決まった。ただし、都道府県単位での往来自粛の要請や政府方針の変更がある場合は、設置されない。

一方で、声を出しての応援は引き続き禁止される。Jリーグとしては、クラブの収入源を左右する観客上限の撤廃を実現した上で、段階的に応援制限の緩和を検討していきたい考えだ。