川崎フロンターレはまたアクシデント発生で、昇格組の新潟に0-1で敗れた。司令塔のMF大島が足を痛めて前半19分に交代すると、直後の前半22分に失点。後半からはDF山村に代わって、DF松長根が投入された。鬼木監督は試合後、「2人の交代はアクシデント。状態はまだ確認し切れていない」と話すにとどめた。

開幕前にFWレアンドロ・ダミアン、小林、DF登里が負傷離脱。開幕の横浜戦でDF車屋が負傷し、前節の湘南戦ではDFジェジエウが左膝を負傷しブラジルに帰国した。DF高井はU-20アジア杯に招集され、本職のセンターバックがDF大南しかいない非常事態だ。持ち味の最終ラインからの攻撃の組み立てでつまずき、テンポのいいパス回しも攻撃もなく、新潟に完敗。J1では昨年5月以来の無得点となった。ルヴァン杯ではJ2清水に敗れ、公式戦は1勝2敗1分け。これまで数多くの苦境を乗り越えてきた王者が、踏ん張りどころを迎えている。