セレッソ大阪の売り出し中、MF喜田陽(ひなた、23)が12日のアウェー柏戦に7試合連続で先発する。

チームはリーグ戦最近4試合で1勝3敗と失速し、現在6位まで後退。上位進出へ、背番号5が瀬戸際の一戦で勝利に貢献する。

11日の練習後、オンラインで取材対応した喜田は「ボランチとしてボールを多くさわり、前に運ぶことを意識してやりたい」と、改めて攻守の起点になることを誓った。

下部組織出身でプロ5年目の23歳。17年のU-17ワールドカップ(W杯)日本代表にも入ったホープだが、昨年はけがに泣かされ、体調が戻った今季は得意の縦パスを武器に、6月10日神戸戦から先発に定着した。同24日札幌戦では、プロ初得点を豪快なミドルシュートでマークした。

今季途中までボランチの序列では4、5番手だったが、今や香川とのコンビが鉄板になった。喜田の台頭があったから、同じポジションのMF原川は東京へと今夏、期限付き移籍した。昨年までなら、考えられない序列の崩し方だ。

常にゴールを狙うと公言しているホープは、この日も「今は香川選手を見ながらプレーすることがあり、自分もゴール前に入っていくランニングを増やしたい」と、敵陣での仕掛けを自らに言い聞かせた。

小菊監督は日頃から「セレッソの明るい未来をつくっていきたい」とコメントしている。具体名などは出していないものの、喜田ら次世代選手の台頭を指し、その第1歩をクラブは踏み出している。

現在はDF山中、西尾、MF清武、為田、奥埜らがけがで離脱しており、喜田のさらなる成長で、現在の窮地を乗り越えたい。