3年ぶりの優勝を狙う藤枝明誠が延長戦の末、3-1で飛龍に競り勝った。この日でベスト8が出そろい、3日に準々決勝が行われる。
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藤枝明誠FW村山晴人(3年)が、接戦に終止符を打った。同点の延長後半6分。MF谷沢大介(3年)から中央でボールを受けると、左足のつま先で流し込んだ。「結果を残せて良かった」。後半32分から途中出場した背番号「10」の技ありゴールを契機に、チームは同9分にも追加点。粘る飛龍を振りきった。
村山は中学時に右膝を手術して入学。完全復活間近となった高校2年時には、左膝半月板負傷と何度も大けがに苦しんだ。それでも「辞めたいと思った事は1度もなかった」と、決して下は向かなかった。辛く長いリハビリ期間を乗り越え、今年9月に2ndチームで出場した県Bリーグ・聖隷戦でハットトリック。「最後の選手権」で初のメンバー入りを勝ち取った。
次戦は新人戦王者の浜名と対戦する。苦しかった分、今大会にかける思いは強い。村山は「スタメンでも途中からでも、チームを勝たせる得点だけを目指す」と言った。ようやくつかんだひのき舞台。まだまだ、終わらせない。【前田和哉】



