J2清水エスパルスは4日のホーム最終戦で大宮アルディージャと対戦する。現在チームはJ1自動昇格圏内の2位。残り2試合で連勝すれば、自力での目標を達成できる。

直近2試合で途中出場するなど、復調の兆しを見せているFW北川航也(27)はベンチ入りが濃厚。目覚めの1発へ「コンディションはいい」と、自信をのぞかせた。

今季は31試合に出場し、4得点。ただ、ベンチスタートの試合も多く、満足していない。一時は5試合連続でベンチ外の屈辱も経験。それでも、気持ちだけは切らさなかった。6試合ぶりにメンバー入りした10月21日のアウェーいわき戦は途中出場で2アシスト。1-3で敗れた前節熊本戦も後半途中から出場し、チーム最多タイとなる3本のシュートを放った。北川は「自分のタイミングでシュートを打てていることはいいこと」。ゴールに近づいている感覚はある。

自身の経験もチームに還元する。クラブが初めてJ2を戦った2016年は9得点。チームのJ1昇格に大きく貢献した。負けられない重圧は「当然ある」としながらも、「そのプレッシャーがなくなったら選手としての価値はなくなる」と強調。程よい緊張感も力に変えてピッチに立つ覚悟だ。

ゴールは7月1日の長崎戦から遠ざかっている。それでも、「日ごろのトレーニングの成果を出せるかだと思う。ストライカーとしてシュートは打っていきたい」と力を込めた。クラブの命運が懸かった2試合。下部組織出身の生え抜きは自らの足でクラブの未来を切り開いていく。【神谷亮磨】