J1昇格プレーオフ(PO)決勝が、2日に国立競技場で行われる。すでに今季J2優勝の町田と同2位磐田の自動昇格は決定済み。残り1枠を、J創設時からある「オリジナル10」同士の東京V(同3位)と清水エスパルス(同4位)が争う。11月30日、オンライン合同会見が行われ、両チームの監督、選手が出席。東京Vにとって08年以来16年ぶりの1部昇格は全関係者、全OBの夢。その熱い応援を背に、大一番に臨む。引き分けの場合は、年間順位上位の東京Vの昇格となる。

   ◇   ◇   ◇

東京Vは、城福浩監督(62)と主将としてチームをけん引してきたアカデミー生え抜きのMF森田晃樹(23)が合同会見に参加した。昨季途中に就任した指揮官は「存続の危機の時もヴェルディをつぶすことなく努力してくれた方々がいて、奈落の底に落ちたような時でも支えてくれるサポーターがいて今、我々はこの舞台に挑むことができる。心に留めながら戦わなければいけない」と力を込めた。

千葉とのPO準決勝にも多くのOBやアカデミー卒業生がつめかけた。J1で優勝した神戸のMF井出遥也や、福岡FW佐藤凌我、浦和MF大久保智明ら、東京Vを巣立った現役選手たちの姿もあった。森田は「SNSで頑張ってね、ってメッセージもいただきますし、みんなヴェルディのことを気にしてて、ヴェルディが好きな人が多い。期待に応えたい気持ちがあります」。彼らの声援を力に、清水に挑む。

○…清水のMF乾は、元チームメートをチクリと“口撃”した。オンライン会見で警戒する選手としてMF中原輝の名前を挙げ「セレッソで一緒にやっていた後輩。彼にはちょっとおとなしくしてもらいたいなと思っています」とけん制した。自身は今季10得点10アシスト。執拗(しつよう)なマークを受ける可能性も高いが「勝つイメージしかしていない。全てをぶつけて最後は笑いたい」と勝利だけを見据えた。